◆予 定◆

  • ◆ハンドボール
    ○10月 府中練習会
  • ▲山行予定
    △週1回ジムPump-1,AKB-Pump
    △9月15日 沢:ニシゼン
    -----------------------

■過去の山行記録

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2004年11月14日 (日)

ごちそう

1998年12月後半から、翌年、1月中旬までネパールに行ってた。
標高7000m近い山に登りたかったけど、最後の最後で力尽きて下山してしまった。(7人中2人は成功)
技術的には簡単な山だったけど、高度順応(気圧が低いことに慣れる。)がうまくいかず本当に苦しい山登りだった。

山の麓にたどり着く前に、標高4700mの峠を一旦越えなければならず、そこから体調を崩す人が多かった。もう何ものどを通らなくなって、現地のコックがおにぎりを作ってくれるが、巻いてあるノリをはいで食べるのがやっとだった。(標高が高いところで炊くご飯は・・・・ボソボソでした。)
大豆標高4900mにベースキャンプを設営し、アタックキャンプを5400mとして、一気に頂上に行く予定だったが・・・・2日のアタック後、酸素のありがたみを感じながら下山を開始した。

下山開始の初日、朝からポーター(荷物を運んでくれる人達)が集まってワイワイやってる。香ばしい匂いもしてくる。
見ると分厚いフライパンで大豆を炒ってる。ポーター達はそれをポケットに入れて歩きながら食べるようだ。もう何も口に出来ないが、そのいい匂いに誘われてひとつまみ豆をもらった。
そのうまさときたら涙が出そうなくらいだった。(まじで)いくらでも飲み込める!そんな姿を見て、皆驚いている。こんなモノでそこまで喜ぶ人を見たことがないんだろう。(笑)

持っていたクッキーやお菓子と豆を交換してもらい、ポーターと同じようにポケットに豆を入れて歩きながらボリボリ食べた。休憩中、苦しそうに休んでいると、ポーターがポケットから豆を出して笑顔で差し出してくれる。代わりにお菓子をあげたが、よく見ると彼らの口に合わないようで、こっそり捨てているようだった。彼らは貴重な行動食(豆)を差し出してくれていた。

事前に現地ガイドから「ポーター達を雇っているのはあなた達なので、威厳を持って接してください。でないと、なめられますよ!」と釘を刺されていた。でも彼らのいつ洗ったかわからないズボンのポケットから出てくる豆だけが、唯一お腹を満たしてくれるのだ。
結局、飛行場がある街へ着くまで、彼らとのブツブツ交換は続いた。それが、雇い主に対するこびなのか、食べ物を受け付けない東洋人への差し入れなのかはわからない。でも、彼らの笑顔は作り笑いじゃないと思う。母国語を喋るのがやっとの彼らだが、別れ際にめいっぱいのお礼を言った。皆、恥ずかしそうに目線をそらしながら笑う。

炒った豆・・何の味付けもしてないが、香ばしさが口いっぱいに広がる。かむとパリっと簡単に割れてさらに味が出てくる。まだ、あの豆より美味しい豆に出合っていない。

ネパールの山々はすばらしい。ネパールの人も素朴で大好きだ。

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コメント

おそくなりましたが、このお話を読んで、感動しました。

これを読んで、自分が思いだしたことを自分のブログで記事にしました。

私が話を書くきっかけになった記事だったので、こちらにTBさせて頂きました。

今後もどうぞよろしくお願い致します。

黒陣馬さんへ
なるほど!背景のことは全然意識になかった。
フライパンでいっぱいいっぱいでした。(笑)

ヨーロッパ・アルプス憧れますね。いつかは炒ってみたい..あ、行ってみたい!

うぅ、すごくいいお話ですぅ。
感動的。
フライパンのむこうにヒマラヤの高峰が見えてるともっとよかったかも。(笑)

私は高度障害起すほどの高さには登ったことがないので、
その苦しみはまだ未経験なのです。
モンブランにも登ってないしなー。
エギュードミディの3845mが自己最高です。
今度欧州行くことがあったらオートルートやったりモンブラン登ったりしたいです。
そして夢はやっぱりヒマラヤトレッキングだなぁ。
ステキなお話有難うございました。(^^)

って、飲みすぎには注意してくださいね。(笑)

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